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『勉強できる子卑屈化 社会』を読んで、私立中学に進学した時の解放感と充実感を思い出した

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勉強できる子 卑屈化社会』というタイトルを最初見た時、なんの話だかちょっとわけがわからなかったのだけど、内容紹介を読んで「あ、こりゃ私の話だ」と思った。

勉強ばかりして子どもらしくない。社会に出たら勉強なんて役に立たない――日本の「勉強できる子」には、こんな呪いの言葉が降り注ぐ。最近テレビ番組で東大生をよく見るが、彼らが(学力が低いことを公表している芸能人と討論等をしたあと)最終的に「いくら学力が高くても手に入れられない何か=愛情、友情、人間味、コミュニケーション能力等」を持ち合わせていないと指摘される役割を担わされていることからも、この呪いの持続性は高いと考えられる。

あ、いや私は東大に行けるほど頭が良かったわけじゃないけど、子供の頃、本ばかり読んでいて勉強もできた私は「あんたそげん勉強して将来何になると?」と周りの大人によく言われたもん。

学校でもいじめというほどではないけど、当然よくからかわれてました。勉強はできるけど運動は全くダメで、おまけに肥満児だったもんで。

それでも友達はいたし、時々揉めることがあってもまたちゃんと一緒に遊んでたし、たまに私のことをからかう男の子たちだって、普段は普通に友達だった。

でも、普通にしてるのに、どこか息苦しかった。

つまり「暇さえあれば本を読み、気に入った本は読書メモ代わりに感想文を書いて先生に提出し、学校の勉強は大体わかるし、作文書くのも大好きだし、漢字は大人並みに読めて新聞や本をよく読むから大人でも知らないような雑学とかに詳しい」というのが私の普通。

あ、今自慢してると思いました?じゃあ逆にこういうのはいかがですか?

「暇さえあれば練習をして、特に成果があったと思えばノートに書いてコーチに提出、学校の体育は特に努力しなくてもできるし、他の競技も大体卒なくこなせて、本気を出せばその辺の大人にも勝てる」

これなら将来はイチローだね、とかオリンピックもいけちゃうんじゃない、とか思いました?

その差なんですよ。

その扱いの差が、子供の頃は苦しかった。好きなことをやってるだけだし、できることをそのままやっているだけなのに「自慢してる」とか「勉強できると思って俺たちのことを馬鹿にしてる」とか「勉強だけじゃなくてもっと遊んだ方がいい」とか。

でも運動が得意な子は、そういことを言われない。そりゃあ勉強しなさいくらいは言われるでしょうけど、そう言ってる大人自身も「勉強は後回しでもまあいいか」みたいに大目に見てたりする。

なんなんだろう、この違い。

とまあ、こういうルサンチマンみたいなのがずっとこの本には綴られていて、私みたいなタイプからすると「よくぞ言ってくれた!!」という感じ。

 

そしてこの本を読んで、私自身が私立中学に進学した時のことを思い出した。

30年前のことだし、福岡といっても市内ではなく小さな町だったので中学受験する子なんてろくにおらず、小学校でますます孤独感を深めていた私。

それが中学に進学したらみんな私みたいに本を読んだり文章を書いたりするのが大好きで、知識欲の高い子ばかり。物知りなんだね、私ももっと勉強しないと、という空気に満ちあふれていてびっくりした。なんて居心地いいんだろう、と。

そしてまたありがちな話だけれど、小学校ではトップクラスだった私もその学校では中の上くらいの成績に滑り落ち、授業が物足りないわけでもなくついていけないわけでもなく、誠にちょうど良い感じで6年間を過ごすことができた。

ま、スポーツ教育に全く力を入れていない学校だったから余計に私に合っていたというのもあるけれど。

 

ちょうどそろそろ子供の中学受験も考えないとという時期で、私自身大人になってみれば同じ会社には公立出身の人もたくさんいて、中には公立→東大の人だって結構いるし、結果としては私立でも公立でも大差ないのかなあとかいろいろ考えていたけれど、この本を読んで私立中学に行く意味を私自身が体験していたことを思い出したのだった。

もちろん地域によって違うだろうし、今の時代の子供たちを包む空気感も昔とは違うかもしれない。

私立中学の校風だっていろいろあるだろうし。

だからこそ、娘たちの特性を見てそれぞれが向いていそうな方向に進めてやるのも親の務めだなと改めて思った。

もちろんバランスよく何でもできるのが理想だけれど、人間なかなかそうはいかないからこそ、好きなこと、得意なことが否定されない環境に娘たちを置いてやりたいのだ。

 

この本も結論として、「勉強ができる子が生きやすい社会に」したいと訴える。

勉強ができることを他の能力と区別することなく、平等に褒めようということです。

スポーツができる。すごい。
絵が上手。すごい。
歌がうまい。すごい。
かわいい。すごい。
おしゃれ。すごい。
勉強できる。すごい。
それでいいじゃないですか。

もう、泣ける。

やっぱりうちの子達は私たち夫婦に似て、家の中で本を読んだり、机に向かって作業をするのが好きな子に育ってきている。その我が子が、好きなものは好きとちゃんと言えて、のびのび生きられる社会でありますように。

 

 







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