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季節の風情を子どもと味わうために、礼法の本を読んでみた!

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年中行事や行儀作法など、いわゆる「しきたり」と言われることにあこがれはあるものの、そんな厳格な家庭で育ってないのでどうやればいいかよくわかりませんでした。でも趣味で着物を着るようになってから着物での立ち居振る舞いや日本なりの季節感の大事さを痛感するようになり、我が子にはそういうことを子どもの頃から身につけさせたいと思うようになった私にとって、この本はいい助けとなりました。

まず、目次を書いておきますね。

 

一章 家庭で教えられなくなった文化 着物としつけ

二章 伝統行事から学ぶ子育て礼法十二ヵ月

  大いなるモノへの畏怖と祈り/お正月/若水汲み/お屠蘇/お節料理/お雑煮/お年玉/初詣/年賀状/書き初め/初夢/七草粥/鏡開き/小正月/節分/針供養/建国記念の日/ひな祭り/春のお彼岸/お花見/灌仏会(花祭り)/八十八夜/端午の節供/衣替え/稽古はじめ/大祓/七夕/四万六千日/お中元/土用の丑の日/お盆/重陽の節供/十五夜/神無月/酉の市/七五三/お歳暮/冬至/正月の飾りつけ/大晦日   

 三章 親が知っておいてほしい暮らしの礼法7

  子どもに伝えたい「敬意」の表現

   1立ち居振る舞い

     お辞儀/正座/大切なものを扱うときの作法

   2言葉づかい

   3食事の礼法

     箸づかい/食べ方/煎茶の飲み方

   4手紙の作法

     あらたまった手紙のマナー

   5訪問の作法

     訪問の心得/上座・下座

   6子ども連れでの外出マナー

   7結婚式・お葬式・お墓参りの作法

     結婚式/お葬式/神社や寺に詣る

 

第一章は子どもの「しつけ」について。食事の作法の大事さ、しつけは短い言葉ではっきりとすべきということ、年中行事を通して教えたいことなどが子育ての軸となることが書かれているのですが、その中で「そうそう!」と思ったのは「最近の子どもは大人の言葉づかいを知らない」という次のくだり。

大人の言葉づかいを耳にする最後の砦だったのは、実は家庭の「電話口」でした。
受話器を手にしてお辞儀をしつつ、日頃は耳にしない言葉をつかうお父さんやお母さんは、子どもにとって正しい言葉づかいの先達としての役目を果たしていたのです。

私の場合まさにその通りで、実家が商売をしていたこともあり、母が電話口で使う言葉を聞きながら「よしよし、こういう時はこういう風に言えばいいんだな」と学んでいたのを思い出しました。
でも確かに今はメールやWebサイト経由の問い合わせなどで事足りることも多くて、固定電話を使う機会が激減しています。これからは心して、子どもたちの前で丁寧な言葉づかいをする機会を増やしてみようかと思っています。

また、子育てで大事なのは「ほめる」ではなく「認める」だというのも納得。いろいろわかってきた3歳の娘、ほめてばっかりもなんだか違うよな…と思い始めていたので、このフレーズはすんなり納得できました。この言葉を心に留めて子育てしていこうと思います。

続いて第二章は年中行事について。お正月の祝い方からひな祭り、お盆、大晦日までたくさんの季節行事の由来や礼法が書いてあります。
中でもびっくりしたのはお屠蘇を飲む順番が若い方からなのは、一番若いものが毒味役を務めるという長幼の序の考え方によるものだとか。なんと、末っ子の私は長年、我が家の毒味役を務めていたわけですか!

そのほか、初詣は自分のお宮参りで行った神社に行くべきであるということ、ひな人形は元は川や海に流して厄払いをするものであったことから、家の中に出しっぱなしでは厄払いにならないので早くしまうように言われていること、花祭りはヨーロッパに留学した人たちがクリスマスに対抗して始めたものだということなどなど、子どもに年中行事の由来をどう説明し、どういう礼儀と作法で執り行うべきかということがたくさん書かれています。

三章は暮らしの礼法。立ち居振る舞いや言葉づかい、食事の礼法など暮らしの中で必要なお作法が書かれています。
なるほどと思ったのは、大切なものを扱うときは「重いものは軽く、軽いものは重く持つ」ということ。

花瓶や椅子などの重いものをいかにも重く持ってくると「あなたのために私がこんなに苦労して運んできましたよ」と恩着せがましい感じになってしまいます。
また、賞状や婚約指輪などの軽いものをそれ自体のもつ重量そのままに扱うと、軽々しく見えてしまいます。

こういうちょっとしたしぐさで人の印象って本当に全然変わりますよね。肝に銘じておかなければ。

以上のように、子育てそのもののことより年中行事など普段の暮らしの中でお作法をどう子どもに説明したらいいかということについて丁寧に書かれた本です。もちろん地域性もあるのでこの本そのままというわけにもいかないところはあるでしょうが、これから折りあるごとに手に取って、子どもに暮らしの風情を教えていきたいと思います。

 

(この本は書評でつながる読書コミュニティ 本が好き!からの献本です。)

 







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